「了承」は職階の上下、顧客などの関係性に関わらず使えるフラットな語です。そのため誰に対しても使えるのですが、相手に対する敬意は含まれません。, また、「得る」も相手に対する関係性を含まない、ごく一般的な語に過ぎないのです。したがって「了承を得る」は状況を表す言葉でしかなく、了承した当人への敬意は含みません。, ビジネスの場ではビジネス相手に対して敬意を持って遇するのが当たり前なので、「了承を得る」の場をわきまえない使い方は周囲に失礼な人だと思われてしまいます。, 「了承を得る」は相手に対する敬意を示す敬語や謙譲語ではないので、了承した当人がいる場は当然のこと、当人がいなくても社外などの公の場で使うのは不適切です。, 使い方としては、会社の部課内など組織内での報告や連絡等に使うのが望ましいでしょう。また、ビジネスでの交渉や調整、折衝の結果によりこちらの条件を受け入れさせた場合にも「了承を得る」を使います。, 結果的に双方にとり最良の結果でないこともあり、こちらの都合や相手の心証も考慮して、使う場には十分注意しましょう。, 「了承を得る」は目下の者が目上の人より了承をもらうときに使われることが多く、例文のように部下が上司から了承をもらったり、業務上顧客から了承をもらったときに使います。, ただ、目上の人から了承をもらっているにもかかわらず、「了承を得る」は了承した相手に対する敬意を表す敬語ではありません。, 場面によっては了承してくれた目上の人に対する配慮がないと思われることもあるため、「了承を得る」の使用は例文と同様に内部での連絡や報告にとどめておくようにしましょう。, 【「例文」で使われている敬語】 絶対間違いとも言えませんが、特に年齢的に年上の方は「了承を得る」と使われて不快に感じる方もいらっしゃいます。社外では丁寧語をつけても慎重に使わなければ会社間の信頼に影響してしまいます。, 例えば、企画書が通り直属の上司から作業の許可が出たことを他の同僚や部下に「了承を得る」という言葉で報告する場合は「○○部長から、こちらの企画の了承を得ましたので実行します」と述べるのが良いでしょう。あくまでも上司や目上の相手には使いません。, メールで「了承を得る」も上司を始めとした目上の相手には使わず、同僚や部下に「先方より了承を得ました」とするべきです。「了承を得る」は許可を出してくれた相手に敬意を払っていない言葉なので、社外には出ない内部での連絡に使うようにしましょう。, 上司に許可を頂いたことへのお礼のメールをする際は丁寧語の「ご(御)」をつけて「○○の件においてご了承をいただき、誠にありがとうございました」のように書くのが良いでしょう。このような許可を頂いたことに対するお礼のメールを書く機会はとても多いです。, 「了承を得る」の類似表現のように、また言い換えのように、なんとなく「了解を得る」という言葉を使うことがあります。「分かりました」という意味で「了解しました」、とつい言うこともあるでしょう。この言葉はビジネスの場で使っても良いのでしょうか。, 本来、ビジネスの場で「了解を得る」という言葉は使うべきではありません。そもそも「了解」という言葉は敬語ではなく、丁寧語にあるべき「相手への敬意」が込められていないのです。

一方で、「得る」は単純に「手に入れる」という意味合いだと思います。 この例で解説すると、「上長の承認を得て調査結果を報告する」とすると、『調査結果を報告するには上長の承認が必要である』という意味合いが出てくるのではないでしょうか。 「了承」という言葉を考えると、「相手の事情を汲んで納得する」というのは上から目線です。「了承しました」は「それでいい」というようなニュアンスになってしまうのです。 ・「お願い申し上げます」の丁寧な例文|目上に使えるビジネスメール例までご紹介します, 「お含みおきくださいますよう、」は、「含み置く」に敬語の「お~ください」をつけた非常に丁寧な言い方です。そのため、上司や顧客などの目上の人に対して使うのに差し支えありません。, 「含み置く」とは、「心に留めておく」「事情をよく理解してあらかじめ了解しておく」意味になります。, 何らかの事が起こる前に報告したり、事前に伝えていた事情を適用する際に通告して、了承を得るために使います。, 現状すでに起こってしまったことでなく、今後起こることを了解してもらいたい場合に使うことが多いです。どちらかというとメール等の文書で使うほうが多いでしょう。, 「お含みおきくださいますよう、」は、これから伝える事柄に関する事情や約束をあらかじめ知らせておき、了承を得るときに使います。, 使い方としては、例文のように「理由」+「~(相手にとって不都合な事柄)をお含みおきくださいますよう、」+「~お願い~」という語順が正しいです。, 理由を省き、「~(不都合な事柄)をお含みおきくださいますよう、」とするのは間違いなので注意しましょう。特にメール等のビジネス文書は後々残るものなので、きちんと理由を記載しておきます。, 【参考記事】「お含みおきください」の使い方とは?例文と一緒に分かりやすく説明します▽, 「ご承知おきくださいますよう、」は、「承知」に「心をとどめる」意味の「置く」と敬語の「ご~ください」をつけた敬語で、目上の人に対して使うのは問題ありません。, しかし、日常会話と違って敬語は頻繁に使われるものではないため、謙譲語の「承る」の連想から目上の人に対して使うのはふさわしくないと感じる人もいるようです。, 類語として「ご承知おきください」がありますが、場合によっては有無を言わさない印象を与えることもあるため、ビジネスでは「ご承知おきくださいますよう、」を使うほうがよいでしょう。, 「ご承知おきくださいますよう、」の「承知置く」は、「ずっと心にとめておく」という意味があります。そのため、例文のようにすでに決められたことや公知のことを改めて了解してもらうことに使われることがほとんどです。, これから起こることに関しては、その事柄を知らせるために使う意味合いが強く、上司など目上の人に対して了承をもらうというより通知する意味合いが強くなります。, 「ご理解くださいますよう、/ご理解いただけますよう、」は、こちらの事情をくんでくれるようお願いするときの敬語表現です。, その意味から派生し「こちらの事情を広い心でとがめず許してもらうこと」との意味も持ちます。, 「ご~ください」「ご~いただく」と非常に丁寧な表現の敬語なので、目上の人に対して使ってもよいのですが、「とがめず許してもらう」との意味があるため、相手との関係を考えてできるだけ使わずに済ませましょう。, この言葉を使うのは、相手にとって不都合な何らかの事柄がすでに起こったり、事情が生じた場合になります。, 「ください」は相手が厚意でしてくれる行為を表し、「いただく」はこちらが「してもらう」ことです。, 何らかの不都合を相手に了承してもらうことになるので、本来は「ください」が正当な使い方になりますが、ビジネスの現場では例文のように「いただく」を使用するのも許容されています。, 日本語の「了承」にぴったり当てはまる英語はありませんが、"approval"のほか、”agreement”、”acknowledgement”等も使えるでしょう。, 「事情をくんで理解する」というのは日本人的な発想で、英語にはこのような語義はなかなか見つかりません。, 「承認を得る」は当人に対する敬意表現ではないため、くれぐれも組織内での連絡や報告で使うことにとどめましょう。, 承認を得るための表現には様々ありますが、言葉によってニュアンスの違いがあるので使用する際には注意してください。. 特にご年配の方は失礼だと思う方もいらっしゃいます。「了承を得る」と「了解を得る」なら「了承を得る」の方を使うようにしましょう。, 「了承」も「了解」も目上の相手には使ってはいけない言葉と紹介しましたが、それでは何と言えばよいのでしょう。上司から指示をされて「分かりました」と言わなければならない場面は沢山あります。その場合は「承知」という言葉を使いましょう。, 類似表現ではありますが「了承」と違い「承知」は謙譲語です。そのため、目上の上司や取引先に使えます。「わかりました」「理解しました」という意味で「承知しました」や「承知いたしました」と使うようにしましょう。また、「承知」に丁寧語の「ご(御)」を使う必要はありません。 しかし、正確な意味を把握していなければ相手から不快に思われたり、信頼関係を崩してしまったりすることもあり得ます。良好な人間関係の下でビジネスを行うためにも、ビジネス敬語のマナーを抑え、学ぶ必要があります。, 「了承を得る」の意味やビジネスでの使い方とは?敬語の違いわかってる?のページです。ビズメディアは働く人のためのライフマガジンです。ビジネスに関連するビジネスマナーや雑学から転職、就活、フリーランスなどの働き方まで、ビジネスマンに向けた情報発信メディアです。毎日のお仕事を楽しく、円滑に進めていきしょう!.

・「ご了承ください。」は目上には使えない?上司に使える正しい敬語を解説します, 業務上のミスや不手際はもちろんですが、ビジネスでは価値観の違いや行き違いから、相手の意に沿わずお詫びしなくてはならないことも生じます。, 「容赦」とは「ゆるすこと」「大目に見ること」で、尊敬語の「ご~ください」と丁寧語の「ます」をつけて最大限の敬意を表した言い方です。, そのため、目上の人に対して使うのは問題はありませんが、相手と非常に悪い関係になったときに使わざるをえない言葉のため、メールであってもできるだけ使わずに済ませたいですね。, 「ご容赦くださいますよう、/ご容赦いただきますよう、」は、こちら側の不手際を詫びたり誤解等を解くために使うことが多く、単に状況を認めてもらうのとは違います。, ほかの類語のような感覚で多用すると、こちら側にいつも問題があるように受け取られますので注意しましょう。, ただし、例文のように日本語的な婉曲用法として、自分を低めて、あたりのよい柔らかい印象にする使い方もあります。メール等の文章で使うことの多い改まった語です。, 【「例文」で使われている敬語】 Copyright © 2015-2020 Smartlog. 「ご了承くださいますようお願いいたします」はよく使います。他によく似た「ご了承いただけますよ... 「了承しました」には、 かしこまった響きがあるため、目上の人に積極的に使用できる言葉だと思っ... 「ご了承いただく」の敬語や ビジネスメールでの使い方について理解すれば、目上の人に許してもら... 「了承」と「承諾」と「承認」のそれぞれの意味の違いを説明していきます。「了承、承諾、承認」と... 「ご容赦くださいますよう/いただきますよう」の意味と使い方に精通することができれば、かなり目... 「ご了承いただき」を 会話の中で正しく使える人は、目上の人に感謝をしたり、お願いをしたりする... 「了承を得る」の「了承」とは、相手に「こちらの事情を理解して納得する」という意味です。丁寧語の「ご」をつけて「ご了承ください」と使われることが多いです。, 会社で働く以上は多くの人と関わり合いになるのは必然です。相手にも把握してもらわないと会社全体を揺るがしかねない程の大きな問題が起こったり、計画の実行が滞ってしまったりしかねません。, 「了承を得る」という言葉を使える相手は基本的に同僚や目下のみです。一般的に「了承」とは「上司(目上)が目下に許可を与える」という意味合いで使う言葉なのです。, 「了承を得る」は同僚や部下への連絡に使う程度にしましょう。上記のように、「了承を得る」または「了承」という言葉は上から目線の言葉となりますので上司等の目上の相手に対しては使わない方が無難です。, 業種によってはビジネスの場で社外の取引先を相手に打ち合わせや共同作業等で許可をもらうこともあります。その場合も「了承を得る」や「了承しました」と言うのはなるべく控えた方が良いでしょう。, 本来、ビジネスの場で「了解を得る」という言葉は使うべきではありません。そもそも「了解」という言葉は敬語ではなく、丁寧語にあるべき「相手への敬意」が込められていないのです。, 類似表現ではありますが「了承」と違い「承知」は謙譲語です。そのため、目上の上司や取引先に使えます。「わかりました」「理解しました」という意味で「承知しました」や「承知いたしました」と使うようにしましょう。また、「承知」に丁寧語の「ご(御)」を使う必要はありません。, 「了承を得る」は許可を与えた相手を敬う表現ではないため、ビジネス上では上司や目上の相手には使えない言葉であることに注意しましょう。また言い換えや類似表現のような言葉にも違いがあります。このようなビジネス敬語は「詳しい意味は知らないけれど、よく聞くから何となく使ってしまう」ことが多いです。.

敬語として考えると相手に敬意を尽くしているとは言えません。その上丁寧語もつけず上司や目上の相手に「了承いたしました」と使うのは更に失礼にあたりますので注意しましょう。, 「了承を得る」は同僚や部下への連絡に使う程度にしましょう。上記のように、「了承を得る」または「了承」という言葉は上から目線の言葉となりますので上司等の目上の相手に対しては使わない方が無難です。 「承認」と言う言葉は親しい間柄ではあまり使わないのですが、 ビジネスシーンではよく使います。 ただ、「承認の対義語は?」と聞かれると、「分かりそうで分からない。」と言う方もいるのではないでしょうか。 では、今回は「承認」の対義語について解説しましょう。